「ひとまわりして元にかえり、それを繰り返すこと」を循環と言う。

「全宇宙のすべてのものは循環している」というお話を聞いたのは35歳の時。

土の循環
草が生える~虫が食べる~糞が出る~糞が分解される~土になる・・・

水の循環
雨が降る~土に浸み込む~川に流れる~海に流れる~蒸発する~雲になる・・・

血液の循環
心臓を出発した血液が内臓や末端の毛細血管まで行き渡り、静脈で集められて再び心臓へ。

とどこおりなく循環すればすべてはうまく行き、そうでなければ問題が起きる。
世の中はシンプルでそれだけのことではないのかと。

改めて考えてみると、自分の生活(衣食住)はどれ一つ循環していなかった。
循環に戻してみよう、それがきっかけ。

まずは「食・食べ方」

種を蒔いて作物を育て、出したものを畑に返すという循環を取り戻したのが10年前。
農薬や化学肥料を使うことなく、最低限のお世話で米や野菜をいただけるようになり、作った米や大豆で味噌や醤油を仕込み、季節の漬物を作り。豊かに暮らせるようになった。

除草剤を使わずに草を抑えるため、田植えから刈り取りまで深水で管理。
下肥をたっぷり施した野菜は、甘くておいしい。
無農薬の米と大豆を使い、米糀から仕込む味噌の味は絶品!

続いては「住・暮らし方」

薪を集め、ストーブで焚く。暖を取るとともに料理まで。
ボイラーを使わず、ストーブで沸かしたお湯で洗い物、お風呂は屋根の上で沸かしたお湯で。
水洗トイレではなく汲み取り式で用を足し、汲み取り堆肥化して畑へ。
少し面倒ではあるけれど、被災してインフラが止まっても変わらずに生活ができるという自信も。
そんな生活を続けるためには健康維持も大切と、冷え取り健康法(下半身を温める)を生活に取り入れて毎日元気に。

薪ストーブで冬もあったか。
下肥まきは踊りながら楽しく。
冷え取りでお医者いらず。

生活の様子を書いたブログ ドウヤの人々GT

そして「衣・装い方」

冷え取り健康法を始め、絹を纏うと気持ちが良いだけでなく肌からの排毒が活発になることがわかり。
全身を絹で包みたいと思うようになり、洋服を処分して着物で生活を始めたのが45歳の夏。
疲れたら洋服に戻ればいい、と気軽に始めた着物生活だったけれど、快適で洋服に戻りたいと思うことがなく続く。
たくさん集まって着きれない着物を肌着や洋服にリメイクしてかふぇがスタート。
今では着物も販売するように。

久留米絣に自作の名古屋帯
紋錦紗の着物に袋帯

着物ブログ えみぃのイイモノセレクション

豊かで楽しい循環生活。
あなたも体験してみませんか?
続きのお話はかふぇどうやで。